Impossible is Nothing

あまりスポーツやアパレルの業界に詳しくはないのだけれど、
adidasが“Impossible is Nothing”というコピーの広告を出しているようである。

で、以前に周りの誰かと「この英語って正しいのかな?」という話になった。
adidasは世界的な企業だし、
例え日本でだけ使うキャッチコピーだとしても怪しい英語は使わないとは思う。
でも、なんか見慣れない字面の雰囲気に「ひょっとして...」とも思った。
そのときはそれで話は終わってしまったのだが、
今日、再びネットでそのフレーズを見たので、少し調べてみた。

Googleで“Impossible is Nothing”と検索すると、
この記事を書き込んだ時点で61,000件以上ヒットした。
上位にあるのはもちろんadidasに関係しているページなのだけれども、
すべてがadidasがらみだとも思えない。
取り敢えず、英語としてN.G.な訳ではないらしい。

で、続いて、英辞郎で検索。
フレーズごと入れると、ない。

そこで、はたと気づく。“Nothing is Impossible”と入れてみる。
こっちなら、検索するまでもなく意味が意味を取れるが(弁解)、
「不可能はない」とでてくる。

そう、これは「強調のための倒置」だったのだ。
こんなに断定して違ったら恥ずかしいけど。
というか、倒置に気づかなかったことが恥ずかしいのか...。

中高は学校でそこそこ英語に触れる機会がちゃんとあったが、
大学に入って、「英語の勉強」で英語に触れることはほとんどなくなった。
そんなわけで、俺の英語あたまはすっかり錆び付いていたようだ。

言葉は日々使うことが、一番重要ですね。
日本語は、うるさがられるほど使っているんだけどな...。