中毒

昔から元来はまり易い気質のようで、
過去他人からみると「どうして?」というくらいはまった物事が幾つかある。

覚えている限り一番古いのは小学校3年あたりの上野の国立科学博物館
2年ぐらいは頻繁に行っていた気がする。ひとつきに1-2回くらい行っていたかもしれない。
それも1人で。
上野までは電車を2本で1時間も掛からないくらいだったとはいえ、
周りに、1人でその辺まで出歩くやつは居なかったと思う。
単に、うちの親がついて行くのが面倒くさいってだけだったんだけど。

その次は、東京ディズニーランド。期間は3年間ぐらい。
初めは2週間に1回くらいだったのが、一時期は学校が終わると毎日行っていた時期も。
最近はどんどん過剰なリピーターが増えているようだから、
そういう人に比べるとかわいいものだけれど、普通に考えたら大分異常。
始めは、ディズニーランドという場所にはまっていたが、
段々とショーだとか各アトラクションのバックグラウンド、ディズニー映画に興味が広がる。
映画だのディズニーに関する本だのを結構見聞きした。

次はSONY。
周りのひとがどう思うかは別として、現在はすでにSONYにはまっている時期ではないと思っている。
SONYにはまったのは中学2年から高校辺りではないかと思う。
これも、結構な数の本を読んだり、カタログを収集したりしていた時期がある。
うちの親が捨てていなければ、実家にはSONYのカタログが積み上げて1m近くあるはずだ。
2年ぐらいの間の自分の興味のある商品に関するカタログが収集されていると思う。
現在も、SONYびいきだが、それは他の会社のデザインやサプライズのなさが好きではないからだ。
最近はSONYも切れが今ひとつではあるが、
商品にびっくりさせられる電機メーカーはSONYくらいなものだ。

現在進行形なのはApple。
ひょんな弾みでiBookを買ったのがきっかけで火がついたこの熱はピークをやや過ぎたものの、
未だ再加熱の恐れありだと思う。
この間、友達と話していて、いきなり苦笑された。
聞けば、折角Appleの話じゃない話を振ったのに話がAppleになって返ってきたからって言われた。
そうなんだよねぇ。どうも最近りんごが頭を離れない。
PowerBook G5を買おうと自分をもり立てていったのが裏目に出たものと思われる。

実際に使っているかとかを別にすると、世の中の人は2つに分けられると思う。
SONY/Honda/Appleといったブランドを好むグループと、
松下/TOYOTAといったブランドを好むグループだ。
面白いことに両者の支持者は余り重複していないように思う。
また、SONY+TOYOTAが好きという人も多くない気がする。

勿論俺は、前者のグループなわけだが、
困ったことに前者にはコンピューターを作っている会社が2つある。
Appleにさえ手を出さなければ、俺の人生はもう少し単純だったのになぁ...。

で、何が言いたいかというと(うそ、上からの結論としてはおかしいけど)、少なくとも自分では、
特定の会社を極めて強く好んでいる時期でもある程度の客観性は保持しているつもりということ。
まぁ、決してそうは見られていない気がするけど。