le 6e jour

Avignonからバスに乗って40分くらいの場所にあるPont du Gardというローマ時代の水道橋を見に行きました。

Pont du Gard

これ、ローマ帝国が紀元前20年から60年掛かって作らせたものらしいです。
一番下の層は人が通れるようになっていたのを、1743年にさらに拡張して車輌が通れる幅にしたそうです。
水源から水道の終着地点のNimesまでの高低差はわずかに17m、34cm/kmの勾配しかつかられないそうです。
優れた土木技術がなければ難しい工事だったようです、さすがローマ帝国。

最近、どんな名所に行ってもある「落書き」ですが、この橋にもありました。
年号付きで、刻み込んで有りました。« JEAN H.D, Le 9 AVRIL 1830 »
落書きまで古い! その他にも1700年代のものなども。人間というものは落書きしたい生き物なのだろうか...。

さて、Pont du Gardから帰ってきて、いざAvignon観光。
といっても、まず腹ごなし。昨日夜、ビールを飲んだIrish Pubのテラス席でピザとビールを飲む。

で、まずは、Le musée Angladon(アングラドン美術館)へ。
プライベートコレクションを公開している美術館なのですが、
Gogh, Picasso, Cézanne, Fujitaなどなどがありました。
私邸というだけあって、うちも豪華、調度品も豪華でした。疲れずに回れる規模のこじんまりとした美術館です。

そして、Musée du Petit Palais(プティ・パレ美術館)へ。
ここは13–16世紀の宗教画が主。Botticelli(ボッティチェリ、「ビーナスの誕生」とか)の絵もある。
いい美術館なのだけれど、キリスト教に関する知識が不足していることと、量が多すぎるので少し疲れます。

疲れるといえば、次に行ったPalais des Pape(教皇宮殿)の美術館もなかなか疲れます。
ここは展示はそこまで堅苦しくないものの、広いので疲れます。
出口のところに試飲のできるワインの販売所とミュージアムショップがあります。
Rhône地域のワインがたくさん置いてありました。

で、これらの疲れるのを経て、ご飯をということに。
ご飯を食べたのはMaison NANIという店。
なかなか繁盛している店のようでディナータイムに出遅れると待たされたりすることもありのよう。
量が多いのはフランスの飲食店全般に言えることだからいいとして、
繁盛している分やや待たされることが多かったかも。

それよりも、テラス席に座ってしまったことが問題。
風が強かったせいでご飯を食べ終わるころには、風で体温を奪われてぐったり。
薄着だったのもいけなかった。もとから寒いのに耐性のない母親はお金を置いて替える始末。
俺は頑張ってデザート後のコーヒーまで飲んでから帰る。

んで、荷物を置いて昨日のPubへ。翌朝早いのであんまり遅くなってはいけないのだが。
昨日とは違って、カウンターの真ん前に座って店員を見がてら飲んでいた。

フランスではつくづく飲食サービスの店員が気持ちいいくらいきびきび働いている。
もちろん混み合っている店でサービスが遅くなったりすることはあるものの、
人が怠けてたり、目配せを忘れていたりするせいではない。