最近何かと取沙汰されるSony。
- 日本初のポケットに入るトランジスタラジオ
Pocketableという単語はSonyが作った単語、今では辞書にも載ってる。 - Trinitron
主流だったシャドウマスク方式ではなくアパチャーグリル方式を使ったブラウン管。
今でこそシャドウマスク方式のTVも明るい画面が実現されているが、登場当時画面の明るさはTrinitronがダントツだったという。
Trinitronの名前はTrinity+Electronに由来しており、クリスチャンであった井深さんによる。 - betamax
当時業務用のvideoシステムはタンス大の大きさ。
それを家庭に持ち込めるサイズのモノにしたのは、勿論Sony、世界初。
画質としてはLD, VHS, S-VHS, DVDに勝るが仲間作りには失敗。
現在は既に一般向けは生産終了。 - Walkman
商標であるこの言葉はしばしばポータブルオーディオの代名詞としても使われる。
当時、再生しかできないカセットプレーヤを考えることはできなかった時代に持ち歩いて外で音楽を聴くメカとして登場。
元は、社内で自分用に再生専用マシンを使っていたのを井深さんが発見し、海外出張のときの自分用にも作らせたのが始まり。
英語としてはWalkmanはおかしいので、英語圏ではRound aboutという名称で販売されていた時期もあるが、ブランドとして統一。世界中でWalkmanが売られることとなった。 - Hi-8
Sonyが作った家庭用ビデオカメラ向けのテープのフォーマット
VHS-Cなどの対立規格はあったが圧勝。画質はbetamaxに迫る。
が、Hi-8 Handycamの成功がその後のDV移行が後れた一因か。 - CD
いまや言わずとしれたCD, Compact Disc。規格を作成したのはSony+Philips。
80分の記録時間は音大出のSony社員大賀氏が「ベートーベンの第9を入れられるように」と決めた時間という話は有名な話。 - MD
日本以外ではあまり使われていないとはいうものの、国内ではポータブルオーディオ市場では一時期相当なシェアがあった。 - Flat Trinitron
不可能と言われていたブラウン管の平面化を最初に実現したのもSony。
できることが分かると他社も追従。
が、ブランドイメージ、先駆者であることなどから世界的に見て相当なシェアがあった。
ところが、こちらが調子がいいこともあって、プラズマや液晶などのディスプレイの戦いには出遅れる。今ではディスプレイ市場ではそうとうだめだめ。
と、ところが、この輝かしい歴史もこの辺までで、このあとがさっぱり続かない。
HDDやメモリー型のオーディオではAppleにやられている。ディスプレイも乗り遅れる。
売れているのはPS2, PSPなどのゲームと、昔買収したコロムビア映画、ソニー損保くらい。
ここいらでちょっと遊び心のある、1歩先を行く面白いモノをお願いしますよ〜。
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