Moroccoすごい

この間、通りがかりに見かけたWebサイトがあった。
モロッコ紀行写真集」というページ。

2004年の夏にモロッコにパッケージツアーでいった人の写真&紀行文なのだが写真が目を引いた。
景色や人なんかもすごいのだけれど、建物がすごい。
イスラムの寺院はどこもこういう風なのかもしれないけど、
それほどアップではない写真でさえも、極めて精巧に透かし彫りやらが施してあるのが見て取れる。
彫ってあるものは模様だったり、(おそらく)コーランだったり。

この間書店で見かけた「図説 アラビア文字事典」をぱらぱらっとみてびっくり。

イスラム教では偶像崇拝が禁止されているため、神の絵やムハンマドの絵というのは存在しない。
(だから幾何学模様が発達したという側面もあったりする)
そこで寺院にはキリスト教のようなステンドグラスや絵ではなく、コーランが書いてある。
それは知っていた。知っていたがこんなにアラビア語の世界が奥深くて謎めいているものだとは。

最近blogにもちらほら書いているアラビア語。(表音文字で右から左へ記す)
あの形、実に応用が利くらしく、字としてのまとまりで絵としても機能するように書(描)ける模様。
「アラビア文字事典」では、「文字しかない絵本」が紹介されていた。
本文を表す挿絵が字で作ってあるのだ。すごい。
西洋にあるカリグラフィーやレタリングによりも書道や水墨画に近いと思った。

初イスラム世界ですが、これはちょっとはまってしまうかもしれません。
(全然合わなくて、やっぱヨーロッパっていうかもしれないけど...)