フランスでサービスを受ける

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

フランス人は感じが悪いという話をガイドブックなどで目にすることが時折ある。
彼らが元から愛想が悪い人だから? 彼らが日本人が嫌いだから? 英語で話したから無視?
という可能性を考えてしまうかもしれないがそれは間違いだと思う。

旅行で10日ほどフランスにいたときも誰一人として感じの悪い人は居なかった。
こちらが挨拶をして(できればフランス語で« Bonjour »と)にこにこと感じよく、
あなたのサービスを受けにはるばる来ましたという感じを出せばいい。
こびろと言うことでなく、感じよくして欲しいなら相手が「感じがいい人」と思うようにすればいい。
そして言葉が分からないときは困った顔をして、
« Je ne comprends pas le français »(ジュ・ヌ・コンプラン・パ・ル・フォンセ)とか言っておけばいい。

客だから偉いなんてことはこの国では通用しない。
お客は客としての所作、手順を使ってサービスをする人に接することによってサービスを受けられるのだ。
店でなく、直接サービスをする人に働きかけているつもりで接すると思いの外、皆親切。

日本は「商店街」のようなところは別として商業施設が自動販売機のように
「お金を出したから何かを貰う」となっているところが多い気がするけれど、
かの国では買い物の時のやりとりなんかもを大切にしている。

日本だと黙って店に入って黙って店のものを手にとって黙って退店、しかも買わずに、なんてことも有りですが、
それはフランスではバッドマナー。是非とも感じ良くして感じのいいサービスを受けましょう。
とはいいつつも、虫の居所が悪い人が居るのも事実。
こっちがサービスを受ける準備をして接しても、感じが悪いことも。

そのときは「なんか大変なんだなぁー」くらいに思って次の人にチャレンジしましょう。
つられて腹が立ったりするとこっちも損です。