PS2が安価なDVDプレーヤーとしての側面からたくさん売れたことは周知の事実だが、
PS3は安価なBlu-rayプレーヤーとして売れるのだろうか。
答えは「売れない」
PS3が売れない原因はいくつかある。
まず、Bru-rayプレーヤとしての話。
ちまたにはHDTVを含む地上波デジタル放送を受信できるようなTVがそこそこ普及しているとはいえ、
一般の人がDVD以上の画質を求めるようになるのはまだ先になりそう。
多くの人はVHSからDVDになって「きれいだね〜」止まりではないかなと。
そして、何より今ちまたの人が欲しいのはHDレコーダー。
CoCoon的にDVDに書き出せないけど、 HDにどんどんTVをため込めますよっていうなら売れるかも。
そして、できれば、ロケーションフリーTVのステーションとしても使えるとか。
とにかく、Blu-rayプレーヤーを欲しがっている人は皆無。
それに、5万前後もするゲーム機をホイと買える人はそこまでいない。
「絶対買う!」人が一定の数いることは確かだが、
これは家電に於けるソニーの熱烈なファンと同様に多くはいないはず。
次、買いたくても買えるほど商品がない。
仮に買いたい人がちまたにあふれていてもおそらく半年は買えない人が多いだろう。
もっともDSを欲しい人とPS3を欲しい人の数は断然前者が多いし、
PS3が半年も欲しがられつつ手に入らないときに、已然として欲しがられるかは疑問。
とどめに、今、少なくとも日本のゲームの世界はNINTENDOな空気。
Wiiがかぶせて発売することもね、痛いよね。
どっちか迷って、供給が追いついていないせいで1ヶ月入荷待ちさせられる、高いPS3と、
1週間待てば買える、安い、「あの任天堂」が作ったWiiだったらどっちが売れるかは容易に想像できる。
しつこく、言っていることだけど、
Sonyは一刻も早くPSP, PS3のゲーム機以外の使い方を充実させてアピールすることと、
Blu-rayとCellというコアデバイスを両方積んだ
目玉商品のPS3をちゃんと生産できない技術力をどうにかしませんと...。
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