うちの母親が大学時代に何かの講義で先生が言っていたことばを覚えていて、この間それを耳にした。
そもそも伝聞なので一語一句正しいわけではないけどこんなことを言っていた。
自分にも響くところがあったのでメモ代わりにここに書いておく。
「文化とは、絵画を見たりクラシックを聴いたりすることだと思われがちですが、
本当の文化とは日本人が箸を使ってご飯を食べることだったり、
漢字を使ってものを書くと言うことなのです。」
「芸術とは生きていくのに必要なわけではないけれど、
人々の心を捉えて、良くも悪くも突き動かしてしまうものなのです。」
活字だけで書くとニュアンスが落ちるので、補足。俺の理解としてはという補足。
「文化というと高尚なことをイメージしがちだけれど、
実際には文化というのは人々と共にあって、それが培われ伝承されていくこと自体をも文化である。」
「ピカソの絵にしても、ドビュッシーの音楽にしても、登場したときは喧喧諤諤で、
心底いいと思っている人、心底ダメだと思っている人、目新しいから気に入っている人、
流行っているだけと馬鹿にするひとなどなど、沢山の捕らえられ方をするけれど、
そもそも、多くの人がそれのことを考えるために時間を費やしているということが、
『心を捉えて』いるとういうことで、いろいろ言われながらも人々の価値観や
考え方、ライフスタイルに影響を与えてしまうものが芸術。」
ところで話は変わるけれど、↑の文章、5行もあるのに一文。
文の善し悪しやこの文章が妥当かという議論はおいておいて、
こんなに長い変な文章を例外ルールなしに作成できる言語はそんなにはないらしい。
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