これまでの時代の物欲というのは、「これがあれば〜ができるのに」というのに端を発するモノが多いと思う。
エアコンにしても、冷蔵庫にしても、洗濯機にしても、その機能が必要、あるいは欲しいと言うことは明らか。
ただ単に買うことができないから、欲求が高まるというもの。
しかし、これからの時代に人に物欲を起こさせるモノとは、「これがあったら何かできるかも」というモノ。
人々はすでに欲しいモノを手に入れている。
だから、これを買ったら自分のライフスタイルに変化が起きるのではという期待感を起こさせることで、
あるモノを買わせしむわけだ。
で、(モノ自体は昔からあったが)、Handycamがちょっと欲しくなってきた。
どれくらい欲しいかというと、現段階で「優先度が高くはないが欲しいモノ」であるαよりは欲しい。
そして、欲しいのは、これ。HDR-CX7
メモリースティックにハイビジョンを記録する。
「AVCHD規格を広めようとしているくせに、あんまりすごいモノださないなぁ」
と半ばがっかりしていたけれど、これを出すなら許して(?)やろう。
個人的には、写真はばしばしとるけれど、映像は幾つかの理由で倦厭していた。
うちにはCamcoderなどのビデオカメラのない家だったので、本当のところは判らないが、
素人のビデオほど見るに堪えないモノはない、映像は編集しないと作品にならないという2点が主因。
写真が撮影時にすでに作品作りのほとんどが(少なくとも素人には、そしてデジタルでは)
終わっているのに対して、映像では撮影した段階では、素材をそろえたに過ぎない。
勿論、編集して音を入れてというのも非常にクリエイティブで愉しいに違いないが、
少し大変そうということで、倦厭してしまっていた。
しかし!、これはそんな懸念も吹っ飛ぶほど、新しいスタイルを感じさせられる。何せ小さい!
これなら、大きめのデジカメと一緒に旅に持って行っても嵩張らないし、
ロードムービーの様な映像もとれるに違いない(もちろん、本当はそんなに簡単ではないが)と
意欲を駆り立てられる作品だ。
というわけで、ことと次第に依っては、買ってもいいかなと思ってます。買ったら何に使おうかなぁ〜。
(即、買いするほど物欲は高まっていないが)
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