ヨーロッパやなんかだと、週何日か平日の夜遅くまでmuseumがやっている日がある。
前々から気になってはいたノマディック美術館が
夜営業をしていたので会社帰りにいってきた。
お台場に登場したややエキセントリックな移動museumだ。
もうじき終わるので正直に書くと...
建物 → なかなかインパクトあり
雰囲気、展示の仕方→そこそこいい
混み具合→混んではいたが箱がでかいので許容範囲
さて、中身。
展示されている写真自体は素敵。動物+女 or 子供(←悪い言い方をすると)。
それがねぇ、象とチーターと熱帯の鳥とかなのだが、動物側を操作できないから
撮影には大変ご苦労されたと思うのだが、作為的過ぎる。
象と人間が寝ている写真は確かに滅多に撮れないと思うが、
「こういう写真を撮りたいから、何度となく象の近くでお昼寝をして、
ようやく象が打ち解けてくれて一緒に寝ました。」
という写真に見えてならない。
最近はフォトグラフィック(∈グラフィック)の技術は進歩しているので、
意図を持って、ある写真を合成することは難しくはない。
とすると、象と昼寝する少女の写真の価値はビジュアルのインパクトと撮影時の苦労が主な気がする。
写真自体はいいと思うのでそれはそれで十分なんだけど、
何かの瞬間を一瞬の間合いで切り取った合成では作り得ない写真、ある瞬間の偶然の写真の方が
何となく魅力的に感じてしまうのは俺だけなのだろうか。
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