旅客機にミサイル回避装置(?!)

アメリカ政府がすごいことを言い出した。
旅客機にミサイル回避装置を搭載する試験をするそうだ。(source: USA Today

これを聞いて思ったことは2つ。
彼らは自分自身がそんなに「狙われている」と感じているのだと言うこと、
そして、ミサイル回避装置を数多ある航空機に乗せる費用を使えば、もう少し別の形で
テロの脅威をなくせるのではないかと言うこと。

そもそもアメリカは、冷戦時代対ソ連のために、アフガニスタンのムスリムにゲリラ攻撃の仕方を
教えるキャンプを運営した。今では完全にアメリカの敵として扱われているビンラディンも
アメリカによって「大国に楯突く方法」を教わった人らしい。

個人的な見解では、どうも、旧時代のヨーロッパ社会、それもアングロサクソンが
目立って20世紀の紛争、問題に関わっている気がする。

かつてインディアンと呼ばれた、ネイティブアメリカンを迫害したのも、
黒人を奴隷労働のためにアフリカに「刈り」にいったのも、
インドとパキスタンがもめるようにし向けたのも、
イスラエル建国を約束したのも、「大量破壊兵器」があるとしてイラクを攻撃して実は見つからないのも、
女性の参政権も認められているムスリム国家ではかなりリベラルなイランに目を付けて
人権だ、核だといちゃもん付けているのもアングロサクソン絡みな気がする。

まぁ、イランが平和利用、軍事利用を合わせて核開発しているのだから事実無根ではないけれど、
西欧社会、特に英米がいちゃもんを付けていることから考えると、気持ちは分からないでもない。
(核兵器の使用には反対だけれども、現時点で自国への攻撃の牽制として持ちたがる理由は想像できる)

再び話が逸れてしまったけれども、けったいな装置を飛行機に付けるのを検討するなら、
彼ら自身の立ち居振る舞いに問題点がなかったかも、省みてほしいなってことが言いたかった。