Syriaへ

Moroccoにいってからというもの心はアラブとイスラムに取り憑かれてしまいました。

単に目新しいからちやほやしているだけかもしれませんが、
日本人、少なくとも自分は、イスラム世界のことを知りません。
知らないだけならいいのですが、大きく誤解していることが多々あります。
誤解が解けて、新しい発見があったり、自分の知らない生活習慣で生活している人たちを
肌で感じることはとても愉しいことです。

去年、Andalucíaにいってイスラム勢力がスペイン南部を支配した時代の名残をみてきました。
スペインには、孤高で、気高く、しかし親しみやすい気質は、あの乾いた荒涼とした、
大地にあるように、確かに感じました。

イスラムもまた乾いた大地の生き方を説いているように思います。
自分はまだイスラムのことは、(いや、イスラムのことも)不勉強でよく知りませんが、
セム族の啓示宗教といわれる、唯一神をあがめる宗教たちは、
こうした厳しい風土で生きていくのに必要なことを説いているようにさえ思います。

話がそれましたが、Moroccoにいってからのち、アラブ世界(中東、北アフリカ)への思いは、
募る一方です。

そうして、今の仕事が一段落した暁にはSyriaに行こうと考えるようになりました。
Syriaとは2種類の意味を持つ言葉です。

一つは現在のSyriaという国を指す言葉、
そしてもう一つはSyria, Lebanon, Palestinaなどの国が存在するエリアを示す言葉。
こちらを明示的にいうための言葉として「大シリア」という言い方があります。

語弊を恐れずにいうと「朝鮮」という言葉に似ているかもしれません。
国名として使うと、今では朝鮮というと北朝鮮を指すことが多そうですが、
朝鮮半島という意味もあります。
国名をいうややこしくなるので、NHKなんかでは「ハングル講座」などとして
朝鮮語の番組をしています。ハングルは「大いなる文字」という意味だそうなので、
会話の番組の名前としては違和感がありますが...。

たびたび話はそれましたが、Syriaに行きます、というのは大シリアのことです。
具体的にはSyria, Lebanonを訪れることを考えていますが、
日程次第ではSyriaに絞るかもしれません。

うーん、楽しみです。

これから、プランや調べたことなんかを書いていこうと思います。
ただし、本当に行くことになるかは、わかりません。

"In šāʾ Allāh" (إن شاء الله、インシャアラー)ってやつです。
「もし神が望むなら」という意味。

アラブの人が先のことはわからないもんねー、的な時に使ったりする言葉です。
どうなることやら。