悪の枢軸

「悪の枢軸」なんて言葉がありましたが、最近はとんとききませんね。

今日の朝日新聞の記事には「北朝鮮はイランやシリアなどと今も軍事的に密接な関係にあるとされ」なんて記載があった。
訓練や武器の輸出入で親密な関係があるという記載があった。

普通の日本人は「やっぱり怪しげな国同士は...」なんてことを考えてしまう。(かくいう自分も)
が、日本はアメリカから戦闘機を買っているし、フランスだってアフリカに武器を売っていると聞く。
ソ連はアフガニスタンに武器を供与していたし...と考えると、「こっち側」から「あっち側」をみると
なんて怖い、って思うがやっていることは大して変わらない。

ジャズにワインにバレエを思い浮かべるとアメリカ、フランス、ロシアだって悪くないが、
武器を売って、裏で牛耳っているぷりと言えば、きっと北朝鮮の比ではない。

シリアやイランは確かに、今の世界秩序からいうと、外れもの、悪者かもしれないけれど、
彼らをのけ者にして追い込んでしまうのが「世界の秩序」だとするとそれはそれで考えもの。
窮鼠猫を噛むという言葉の通り、追い詰めすぎてはいけないのです。

シリアという国が西洋の歴史の始まりと言っても過言でない国なだけに、
最近のシリアの国民への弾圧っぷりは非常に残念です。

イランにもいつかいってみたいな。