長々のフライトとパリでの小冒険で疲れていた割に9時前に目が覚める。
T/Yは寝ているので、静かに身支度をしたり、力尽きて掛けなかった日記を書いたりする。
9:30に朝食へ。
1階のラウンジに行くと、昨日は従業員が1人しかいなかったのに、
従業員もお客も結構いる。あたりまえか、でもちょっとびっくり。
フランスパン、クロワッサン、オレンジジュース、コーヒー。
パンが焼きたてなのと、オレンジジュースが絞りたてなのが印象的。
マーマレードのジャムもおいしかったかな。フレンチスタイルの朝食でした。
さて、ホテルの人に荷物を預かってもらっていざ、市内へ。
の前に、ホテルの周りを軽く一周。(狙った訳ではなくそうなってしまった)
まず...、露天の魚屋が、怪しい日本語を。思えば、初モロッコ人の日本語だった気がする。
この人、日本語を話す割にまっとうなひとで、普通に面白い人でした。
簡単だけど、そこそこ意味のある会話が日本語でできました。
そして、Heinekenの看板が。
イスラム国なのでお酒はない的なことがガイドブックに書いてあったこと、
それもあってか、Heinekenをこよなく愛するTははしゃぐ。
俺もつられて看板の写真を撮ったりした。
さて、ぷらぷらと歩いていると、なにやら怪しいモロッコ人が接近。
「フレンドー」と言って声を掛けてくる。
今考えると、うさんくさいながらもそこまで問題のある人ではないが、警戒をしていた。
人なつっこくしてくる、ぶらぶらしている人を追い払うのほど大変なものはない。
彼は追い払いたいというほど強烈ではなかったが、
名前を聞いたり、あれは有名な...とかいう会話をしてから、ガイドはいらないと言って分かれる。
そうそう、ガイドはいらないというと、「俺はガイドじゃないから大丈夫」という輩がこの後も大勢いたが、
彼らはどうして、ガイドじゃないから警戒しているということに気付かないんだろう。
こっちは、「そう、だから大丈夫じゃないの!」と思っているというのに。
で、一瞬カサブランカの(今考えると)貧相なメディナ(旧市街、迷宮、混沌、ごちゃごちゃと同義語)を
一瞬かすめるように通る。入り口では、「ハシシー」と怪しい声まで掛けられた。
俺も警戒しながら歩くが、目立って危険な様子はない。
歩いていると、突然Tが驚く。驚いたんだから突然なのは当たり前かもしれないが、
そりゃー、鶏より大きな撮りを3羽も片手に持っているひとがすれ違えば驚いてしまう。
彼がどんなに大きな肝を持っているかはここではふれないでおこう。
そう、そうしてメディナをかすめ、Hassan II Mosqueへと。
まぁ、平たく言うと、イスラム教徒がお祈りをする場所ですね。
国家が傾くくらいのお金をつぎ込んだというだけあって立派。
数少ない非ムスリム(非イスラム教徒)でも中を入れるこのMosqueですが、
公開ツアーの時間をはずしてしまったので、そとから見るだけになってしまいました。
次行くときは、是非改宗してでも中を覗いてみたいです。
(うそです、異文化を犯すようなことはしたくありません。見てはみたいですけど。)
で、その近くを歩いていると、小学校があるのか、子供がわさわさと。
元来顔が優しいのか、Yは早速子供と戯れている。俺とTは子供には人気なし。
旅程上、今日はMarrakechに行かなくてはならないので、
駅の方面に向かい始めようと言うことに。
Casablancaの鉄道の駅は2つあるが、
Casa Voyagerという駅から都市間を結ぶ列車が多くでているようだ。
Yが朝ホテルの人に時間を聞いてくれたこともあって、15:16の列車で行こうということになっていたのだ。
歩いている途中で見かけたお店に入りお昼ご飯を食べる。
記憶では羊の肉とフライドポテトとオリーブとコカコーラを口に入れた。
サラダが間違えて出てきたり、
料理作っているおっちゃんが「中国?」みたいなことを聞いてきて「日本」
と答えたり、「箸使うか?」って聞いてきたりした。
(もちろん箸などなく、おっちゃんが持ってひょいひょいしているのは、
明らかにプラスチックフォークを2本逆さまにしたものだったが、意外と上手だった)
モロッコ式トイレに出会ったのもここが初めてでした。
トイレに行ったTは、早速写真を撮っておりました。
トイレの写真よりも自分の左手の写真の方がよっぽど記念になっただろうに。
(俺はなんだかんだ言ってトイレ写真を撮ってこられず。ちょっと残念。)
ホテルの周りののどかに歩いて
まぁ、とにかく、そんなこんなで、ホテルによって荷物をpick up。
そのまま、歩いて駅まで行って、列車に乗りました。
Marrakechまでは75.5 DH (1 DH=¥13くらい)で、3時間の旅。
南に向かっているわけですが、真ん中あたりから、少しずつ乾燥地帯の様相を示すようになりました。
8人掛けのコンパートメントで、ずーっと我らはモロッコ人とは会話せずでしたが、
到着の30分くらいまえに何かの拍子に会話が始まりました。
街のことや「モロッコの学生は勉強しない」こと何かを聞けました。
そして、Marrakechに到着。時刻はすでに18時過ぎ。
駅はあまり何もない新市街にあるので、メディナまで何かで移動しなくてはならず、
疲れていたのでTAXIに乗ることに。
面倒くさかったのと何やらで40 DHも払ってメディナへ移動することになってしまいましたが、
実質的には10 DHくらいが適正価格だった模様。
さて、長くなったので、ここでいったん切ります。
誰かがMoroccoに行くときのための、詳細モロッコ情報は続きを。
Casablancaで泊まったホテルはHôtel Astrid
お湯がちゃんとでるし、清潔で、予めお願いをしておくと空港までのTAXIも手配してくれたりしました。
single/double/triple: 256/309/405 DH, breakfast: 33 DHです。
きれいでいいホテルです。
本当のバックパッカーからすると高すぎ、きれいすぎなのかもしれませんが、
ここなら落ち着いて眠れるのではないかと思うので、おすすめ。
メールで問い合わせ、予約ができました。
が、アドレスを載せるのには抵抗があるので、電話番号を書いておきます。
022.27.78.03です。これを元にGoogleでメールアドレスを調べてください。
そうそう、モロッコはアラビア語が公用語であるのに加えて、
かなりの(90%以上)の人がフランス語を話します。
彼らの第2外国語が英語ではないことに留意しておいてください。
俺は、メールは一応、本を見ながらフランス語で書きました。
英語ができないかどうかは不明です。
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