さて。Marrakechについた後の話。
TAXIでMarrakechのメディナに到着すると...。ひと、ひと、ひと、ひと。すごい賑わい。
この時点では、宿の予約なんかは一切しておらず。
列車の中でどこに泊まろうかと、地球の歩き方とLonely Planetで調べた宿へと向かう。
まず、受付のぼーずの男、挙動がおかしい。絶対に何かやってる。
みょーなフランス語やら怪しい英語やらで部屋はあるかと尋ねると、あるというので、
とりあえず部屋を見せてもらうことに。
うむ、悪くない。お湯のシャワーも共同ながらあるとのことなので、即決。
聞けば彼は、ブラジル(?、南米のどこかだったと思う)人らしい。
だからフランス語より英語が通じていた(雰囲気)だったのかと納得。
こいつ、昼以降はかならずハイテンション。
やはり、モロッコ最大の商業都市のせいか、ホテルが裏通りにあったせいか、
「あっぱ、あっぱ(葉っぱ、葉っぱ)」(フランス語はhを発音しないので)とか、
「マリファナ〜」なんて声もちらほら。
残念ながら、びびりな我々は手を出さず仕舞いでしたが。
(↑もちろん、モロッコでも違法です。要注意。)
少し、落ち着いて、ぐだーっとして、夜の街へ。すごい。
この人の賑わいはどこから来ているのだ?ってくらいひとが。
かるーく、うろうろして、少し中程へ入ると...。
服やら、布やら、スパイスやら、スリッパやら。なんでも売っている。
さて、奥に入りすぎた+同じ道を戻るのは悔しい+迷宮には不慣れのせいで、迷う。
すると、どこからともなく現れた若い男が広場はあっちだと。
そんなに歩いてきたかなぁ、こんなに暗いところを通ると何かありそうだなとか
思いながらもしばらくついて行く。
暗い道もあって、「怪しい!」と思って戻ろうともしたが、
結局どっちにしても人通りも少ないので、ついて行くことに。
いよいよ広場が近くなると、男はお金をくれという。
まぁ、実際困っていたわけだし、多少はいいのだけれど、残念ながら大きなお金しかない。
こいつにおつりは通用しないなと思い、とりあえず、ポケットの中で小銭を用意したりした。
TとYも危機は感じていたので、緊張した面持ちであるが、一応着きそうだということになったので、
数DH払って、別れを告げる。
(まぁ、実はカメラは心配だったものの、身の危険はそこまでは感じていなかったりする。人数の力でかし。)
一時は冗談で「邦人、モロッコで行方不明」とYahoo!ニュースのネタになるかとも思ったが、
「親切な」彼のおかげで、無事広場までたどり着ける。
おなかも減ったし安心もしたので、屋台でご飯を食べる。
初めて食べる、タジン。タジンというのは、円錐型の鍋を使った煮込み料理。
結構うまい。食後に、屋台のオレンジジュースを飲んで部屋へと戻る。
疲れてシャワーも浴びず、歯も磨かず寝てしまう。
Marrakechでのホテルは...
Hôtel Afriquia、Djemaa el-Fna広場の近く。
Tel: 044 44.24.03
Lonely Planetによると、single/double/triple: 50/100/150 DH。
double with bathroom: 150 DH
地球の歩き方によると20 DHで朝食も食べられるらしいが、
近所にたくさん屋台やらお店があるのでなくてもよさげ。
シャワーとトイレは共同。
お湯がでるシャワーは一つで、洋式トイレとくっついている。
水がでるシャワー+トイレ、モロッコ式トイレが数個。
タイル張りの部屋の中にトイレとシャワーが共存している。
少なくとも日本人には決してきれいな部屋には見えないので、
トイレと同じ部屋で裸足になってシャワーを浴びるのが気になる人は、
ビーチサンダルのようなものがあるとよいかと思われる。
部屋にはコンセントはなく、お湯もでない。
こう書くと、このホテルについてネガティブなイメージかと思われそうだが印象自体は悪くない。
屋上のテラスの眺めも悪くないし、従業員もsympa(サンパ、フランス語。愉しいというような意味)だし、
中庭のオレンジの木もなかなかすてき。
話は変わるが、モロッコではそこいら中にオレンジの木があった。
駅のホームに、街路樹として...。ちゃんと実がなっているのである。
一度、木からもいで食べてみようと思ったが、結局できず。
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