ふりかえりMorocco日記 v

さて、Marrakechの夜が明けて...。
起床は8時すぎ。なんでこんなことが分かるのか、それは2/19の写真が8:35から始まっているので。

屋上のテラスからの眺めを見に行く。
といってもホテル自体が周りの建物と同じくらいの高さなので特に眺めがいいわけではない。
でも、高いものがないからなんか空が広い。パラボラアンテナが目立つっていたな。

さて、昨晩は疲れ果てて寝てしまったので、シャワーを浴びようということに。
結構部屋があるホテルなのに、お湯がでるのは1つだけ。
(誰が水のシャワーを浴びるのだろう?)

そんなわけで、隙を見て、あるいは前で待ってないと入れない。
全員がシャワーを浴び終わるまでに1時間くらいを要する。
始めに入ってしまった俺は部屋で洗濯を、洗面台で。続いてYも。
ここで、Tも洗濯をする午前中は洗濯でつぶれそうな勢いだったので、あとでやろうと提案。
腹も減ったしね。

10時過ぎ。街へ出る。
いろいろな食べ物屋が目についてついついはしゃいでしまう。
入り口で焼いていたクレープに店にはいると、すでに待っている人がいるから時間掛かるよと
(何語で言われたかは記憶にないが、おそらく仏・英)言われ、じゃあ、他を当たろうということに。

もう一件クレープを焼いている店があったので入る。
まず、しばらくオーダーを取りに来ない。
入り口で言ったからもう通っていると思いきや、しばらくしてようやくオーダー。
さらに、オーダーが正しく通っていなかったのか、後回しにされたのか、
3つ頼んだクレープは1つしかこない。気長に待っていたが実は相当待たされたのは事実。
そんなこんなで1時間以上費やすことに。さっきの店の方が早かったのではとも思ったりする。

気を取り直して王宮に向かおうとするが、通りがかりに(日本語で)話しかけてきたひとによると、
この時間は昼休みだとのこと。彼はイスマイルという男で、なにやら観光系の仕事に携わっているようだ。
しょうがないので、広場の後ろのスークへ向かう。
スークというのは、一つの商品を取り扱う小売店の集合体のこと。
「絨毯のスーク」とか「革製品のスーク」とかが存在している。

あとから考えると大きな間違いなのであるが、この時点では荷物が増えることを嫌って、
あまりおみやげ購入活動には盛んではなかった。
(俺はおみやげを買い出すと、お金がかかるのでおみやげはあまり買っていかない主義だが)

いろいろあるねーとかいいながら、「銅・真鍮製品のスーク」やら「衣類・スリッパのスーク」などを経て
Musée de Marrakech(マラケシュ博物館)へ。
近所の史跡と共通のチケットが学生30 DH、一般 60 DH(だったと思う)。
展示品が多いわけではないが、Morocco感漂うものと何よりアラベスク模様のイスラム建築がきれい。
現在はテントの屋根が付いているパティオに吊されている木製のシャンデリア(?)はなかなかよかった。

そこからてくてく歩き、Medersa Ben Youssef(ベンヨーゼフ神学校)へ。
ここも一番の見物は建物。建築物としては考えられないほど緻密な装飾が印象的。
床や壁面のアラベスクもやはり。(実はこれはどこのイスラムの施設もこうなのかもしれない)

さて、さらにKoubba Ba’Adiyn(クッバ・バディン、12世紀の霊廟)へ。
こじんまりとした遺跡。といった印象。自称、遺跡好きのTは写真を撮りまくっていた。
まぁ、俺はもちろん写真を撮りまくっていたと思うが。
2時半ごろにこの遺跡を出発して再びスークを抜けて広場へ向かう。

思えば、昨日迷っていたあたりはこの辺だった。
案内をして金をせびってきた(これはこの国では然程特別なことではない。なれれば気にならない。)彼が、
わざと遠回りはしていなさそうだったと思ったりする。
あんなに疑って悪かったかなと反省。

さて、スークで、我ら(俺とT)はジュラバを購入。
ジュラバというのは、...。
魔法使いとかが着てそうな...、そう、ねずみ男が着ているみたいな形をした服です。
始めいくらと言っていたか忘れてしまったが、結構値切って買いました。
言い値が800とかそれくらいだったかな。
それを200–300 DHぐらいで購入。これでも相場よりは高いのかも。
(1 DH = ¥ 12、滞在中は10倍すれば円ということにして考えていた。20%も誤差が...。)

のどが渇いたので広場でオレンジジュースを買う。
オレンジジュースっていったって、日本のオレンジジュースとは大違い。
目の前で絞って(砂糖を入れたりして)るもの。繊維感満々。うまい。
それがなんと、1杯2–3 DH、安すぎます。

その後、遠くから蛇遣いが、いやほんとに蛇遣いがおいでおいでしている。
うさんくさいとは思いつつも、近くに行くだけなら金は取られまいと思って近づいていく。
触ってみろというジェスチャーをするので触ったりする。
いよいよ、彼らはセールス活動に入ったのか、写真を撮っていけという。
まぁ、まんまと乗せられて写真を撮ってしまったわけです。チップを請求されました。
1人、5とか10とか上げたのかな。上げすぎだとは思ったがけちるほど大金でもないので、
安全のために支払っておく。
(彼らの名誉のために弁解すると、彼らはそれで食べているのだから当然。
日本との違いに不慣れで「えー」とは思うけど、そういうものだと割り切った方が愉しく過ごせる。)

で、一端ホテルに向かおうかということになる。
が、ホテルの手前で、T/YはMoroccoのサッカーシャツを購入。
ホテルについて、ジュラバを置いたり、Tが洗濯したりする。
昨日、受付をしてくれたハイテンションな南米人は、早くもフルスロットル。
昼間から何をヤッてるんだろうか?