今朝みた夢。
ここ数日の続きものだった気もするし、一晩で続けてみただけかもしれない。
夢の中では、とある友人が何かの加減で投獄されていた。
その友人からは手紙が届く。
手紙にはささやかな違和感を感じさせる文章が後ろについている。
何かの暗号かと首をかしげるがよくわからない。
面会やら手紙のやりとりではいつもその不可解な話題になった。
そんなこんなをしているうちに、俺が「脱獄」という言葉をいう。
突然何かが変わってしまったように獄中の友人はまた別の話題を懸命に話す。
ほかの話をしても、全く聞いていない。
そんなある日、友人がうちを訪ねてくる。
まだ出てこられるはずはないのに、うちに来たのでどういうことかを聞くと、
うまいこと逃げてきたという。外でお茶をしながら、ガムで鍵の型が取れるかといった相談をされる。
うまくやればとれるんじゃない?といったことを言うと、そうかそうかといってガムを持って帰る。
鍵の型を取るチャンスがあるのかと訪ねると、自分は模範囚で看守とも仲がいいから大丈夫だという。
そして、「ばれる前に戻るわ」といって足早に戻ろうとする。
戻らなくていいのではないかと尋ねると、友人はそれだといつか捕まる。
それよりもいつでも好きなときにでられるようにするための策をとる方がいいのだと答える。
そんなこんな話していると、友人はあっという間に人混みに消えてしまった。
ある日また、友人が訪ねてきた。
聞けば、もうすべての策は施され、いつでも出てこられるようになったと。
ほうほう、それはよかった、ところでナントカ(最初の手紙でふれていた不可解な話)ってというと、
もう、そんなのどうでもいいと全く食いつかない。
あんなに盛んにナントカのことを言っていたのにどうしたものかと尋ねると、
ナントカの話をしていると、俺が「脱獄」という言葉を連想すると考えてわざと
その(一見脱獄とは何の関係もない)ナントカの話をしていたのだと。
そうか、謎は解けたが、相手の手の上で転がされていたのだなぁと悔しい反面、頭がいいなと関心
でも実は俺が「脱獄」という言葉を発したのは全くの偶然で、実は連想ですらなかった。
とにかく、そうして、友人とは時折訪ねてきてお茶をするようになった。
ところが、あるとき自分に何かの容疑が掛けられて警察が捜しているという状況になった。
まずいね、などという会話を友人としていると、俺にも謎かけのような手紙をだせという。
是非出したいところだが、相手がどんな思考をするかを考えながら関係のない話題を振るなんて、
自分には到底できないことだと、すこし困惑する。
友人は自分のことよりおまえのことが心配だ、俺はもういつでも好きなときに出歩ける。
おまえも何か暗号を考えておかないとという。
自分には「そのとき」が迫っていた。
残り少ない自由な時間のうち、友人と本屋に行ったりして、あれこれ考えるが
自分がなんと友人に手紙を出せば、「脱獄」という言葉が導き出されるかが思いつかない。
困ったなぁ、アドバイスが欲しいと友人に尋ねると、時間だから戻るという。
せめて戻る道すがら、コツを聞こうとするが、こっちが切符を買っているうちに、
彼は電車に飛び乗って行ってしまった。
別な友人にそのことを言うと、ナントカってナニナニに音(発音)が似てて、
ナニナニは脱獄話が有名な人だもんな〜と、あっさり。
おれはそのナニナニも知らなかったのに。
いい、謎かけも思いつかず、あぁ、困ったとしていると、そうこうしていると俺にも追っ手が。
逃げるとき、なにかの違反か未遂をして警察が免許に印を付けてきた。
そんなのはいいからと道を急ぐと、橋の上から免許をうっかり河に落としてしまう。
下にいる人に拾ってくれと頼む。拾った人は「警察の印付きの免許」をみてしげしげと俺をみる。
犯罪者でもないのにそんな目で見るなとか思いつつ、受け取って足早にその場を去る。
ここで夢は終わり。
ながなが、夢について書いたのは、風変わりな話であったことと、
数人の実際の友人が登場してきたこと。
なにか俺の心理を表しているのだろうか...。
是非ともフロイト以外に分析してもらいたいものだ。
(フロイトはなんでも性衝動とトラウマにつなげるから)
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